私たちの体の組織は、ストレスを受けると進化する以前の原初の形に戻る性質が
あるのだそうです。これを”先祖返り”といいます。
例えば、次のように。
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肝臓の細胞 ⇒ もとは脂肪を貯蔵する役割だったので、脂肪肝になる。
胃の細胞 ⇒ 腸から発生しているので、腸の細胞に似た性質に置き換わる。
→ 変化した細胞はガン化しやすい
腎臓の血管 ⇒ 血管内皮細胞は血液細胞に戻ろうとして、管であることをやめる。
→ タンパク質、赤血球が漏れ出す(ネフローゼ)
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人体の不思議です。
副交感神経が過度に優位な子供(=どちらかと言えば大事に育てられたリンパ球が多い
子供)は精神的なストレスの影響を受けやすく、ネフローゼになりやすいそうです。
ストレスはこんなところにも影響を及ぼすのですね。
ストレスをうまくコントロールしたいものです。
いつも講演してくださる方曰く、「泣いている赤ちゃんは少し放っておいた方が、
ストレスによって交感神経が優位になってリンパ球が減るからいい」のだそうです。
そういえば、皮膚の細胞は何に先祖返りするのでしょうね?