今日は冬至で新月です。
冬至と新月が重なるのは、19年に1度なのだそうです。
19年前の自分はどんなだったでしょう・・・。
さて、冬至と言えば、夜の時間が最も長く、「陰」が最も極まるとき。
今日からは「陽」に向かっていくので、秋分から冬至に向かう陰とは
質が異なってきます。
これから冬本番という感じなのに、もう春に向かい始めるのですね。
冬の3ヶ月(立冬から立春まで)は、生長化収蔵の「蔵」にあたります。
蔵=蓄える、つまり、気分や体力を消耗させないようにするのがよい
そうです。
では、冬の過ごし方のポイントのおさらいです(漢方論)。
(1)寒さ対策
冬の寒さが体内の活動を衰えさせ、血行も悪くし、病気の再発や
症状悪化を招きます。しっかり寒さ対策をしましょう。
・体を温める(頭寒足熱)
・入浴
・補陽の食べ物を摂る
(動物の肉、穀、ニラ、ニンニク、ショウガ など)
(2)腎の強化・補養
腎はエネルギーの貯蔵場所であり、冬の間エネルギーを備蓄します。
また、冬の時期は皮膚が硬く収縮するため体内の水分が排出されにく
くなり、不要な水分のほとんどが腎と膀胱の働きによって体外に排出
されます。そのため、冬は腎の負担が増え泌尿器のトラブルが増えます。
冬に負担が増える腎の働きを助けてあげましょう。
・腎を補養する食べ物を摂る(黒い食材、海藻など)
・睡眠
冬至には「ん」の付く食べ物がよいそうです。
ぎんなん、れんこん、にんじん、きんかん・・・
先人の知恵でしょうか。
冬はエネルギーを蓄える時期なので、ダイエットは控えた方がよいとも
いいます。冬は美味しいものもたくさんありますから、ここはひとつ
春まで待って・・・?
漢方は生活と密接に関わっていて面白いですね。