睡眠シリーズが続いておりますが、今回は睡眠不足が及ぼす影響についてです。
睡眠不足は、脳と体を休められなくなり、脳の処理能力が衰え、過労状態になり、
身体にも大きな影響が現れます。
●ホルモンの分泌異常
睡眠不足はホルモンの分泌に異常が生じ、副腎皮質から分泌されるコルチゾール
や鉱質コルチコイドが影響を受けます。
・コルチゾールが多くなる
→ 血糖値をゆっくり上昇させるために、インスリンがうまく働かなくなり、
高血糖状態を引き起こす
・鉱質コルチコイドが多くなる
→ カリウムを排泄しナトリウム濃度を高めるので、血圧を上昇させ、高血圧
を引き起こす
●肥満
睡眠不足は脂肪細胞から分泌される食欲を抑えるホルモンであるレプチンが
減少し、逆に胃から食欲を高めるホルモンであるグレリンの分泌が増え、
→ 食欲が増大 → 肥満 につながる
●心筋梗塞、狭心症
慢性的な睡眠不足状態は、
→ 血糖値・高血圧を招き、
→ 糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病、動脈硬化となり、
→ 心筋梗塞や狭心症を招来する
●キレやすい性格
脳の働きにも障害を与えるため、注意力、集中力、思考力、記憶力、学習能力、
感情のコントロール力、意欲などの認知機能全般が低下するため・・・、
→ キレやすい性格になる。
睡眠不足は「百害あって一利なし」ですね。
逆に睡眠のとり過ぎは「無気力」になるので、これまたよくないのです。
まあ、そんな小難しいことは考えず、午前0時には入眠するようにしましょう♪