先日、ある打ち合わせに出席いたしました。
話し合っている内容は普通なのですが、何といってよいのか、とにかく
今までに経験したことのない感じなのです。
出席した全員が『エニアグラム』を知っています。
私は詳しくはありませんが、学校で少し教わったので、なんとなくわかる
程度です。
『エニアグラム』を簡単に説明すると(簡単すぎますが)、
「エニアグラムは人間の性格を9つに分類し、パターンごとに異なる行動
の背後に隠された動機に焦点を当て、深い人間理解と多様性に対する
気づきを与えてくれる性格類型論」です。
それで何が普通と違う感じだったかというと、誰かが発言すると、
「それはあなたがタイプ3だからそう思うんだと思うよ。」
「おぉ、そうか!」
といった具合です。
つまり、それぞれのタイプで行動の動機が異なるので、自分がどう考える
傾向にあって、他の人(他のタイプの人)は違う風に考えるかもしれない、
というのをみんながわかっているのです。
するとどうなるかというと、「それは違う!」などという人はおらず、
「なるほど、そんな風に考えるのか」と、意見を否定されることはなく
なります。
「タイプ○の人はどう思う?」などと私も何度か振られましたが、発言し
やすいのです。
何か発言すると「やっぱりそうだよね」といった感じです。
「タイプ○の人はこう思うんじゃない?」と言われることもしばしば。
それで意見はまとまるのかというと、不思議なもので、まとまりやすい
のです。
こんな雰囲気の打ち合わせは初めてで、とても不思議な感じでした。
次回も興味津々です。