最近は無印良品のコンセプトに関する本を読んでいるのですが、
無印良品のコンセプトは「これがいい」ではなく「これでいい」という
言葉が使われており、この「で」というひと文字が効いていると書かれ
ていました。
それを読んでいて、学生の頃の授業中のことを思い出しました。
詳しくは覚えていないのですが、誰かを選ばなくてはならない状況で、
先生がある生徒に「○○くんは誰がいいと思いますか?」と聞いたら、
生徒は「僕も△△さんでいいと思います。」と応えました。
普通ではないか、と思うのですが、先生はやや口調を強め、
「△△さん”で”よい、というのは失礼だ。自分がよいと思うなら
△△さん”が”よいと言うべきだ。」と言いました。
その時に、ひと文字でニュアンスが変わるものだな~と感心していた
ことを思い出しました。
日本語って難しいというか、奥が深いというか。
だから面白いのかも知れませんね。