最近ようやく暖かくなり春を感じられるようになってきましたね。
でも暦の上ではすっかり春です。
暦上での春は、立春(2/4)から始まり立夏(5/5)の前日までの三ヶ月です。
漢方理論(黄帝内経・素問)には、春は次のように書かれています。
「春の三ヶ月はこれを『発陳(はっちん)』という。天地のすべてのものが
生じ、万物はこの時季芽を出す。人は夜に臥して早く起き、広く庭を歩む。
・・・(中略)・・・
これに逆らえば、肝を傷つけ、夏に冷えの病になりやすく、夏に生を長じる
ことができなくなる」
つまり、これによると、春の過ごし方は次のようになります。
(1)夜更かしをしてもよいが、朝は早めに起きて春の朝日を身体いっぱいに
浴びて散歩する。
⇒春の日は1年の中でも一番フレッシュな「気」が生まれています。
早起きして、さらに朝一番のフレッシュな「気」を身体いっぱいに
とりこみましょう!
(2)心中の意欲をおこし育てる。そして、おこした意欲はのびのびと成長
させるべきで、抑えつけないようにする。
⇒冬の間土の中にあった芽が地上に顔をだすように、冬の間心の中に
潜伏させていた考えや意欲も表面に出てきます。
「無理だ」「ダメだ」などと抑えず、育てるようにしましょう。
(3)成長に役立つものは全て施すべきであって、奪ってはいけない。
⇒やる気のある人(自分も含め)を応援してあげましょう。
5月病は春の過ごし方、つまり、意欲ややる気を押さえつけたことにより
発症するとも言われています。
新入社員が無茶なことを言い出しても、お客様に迷惑が及ばないのであれば
見守ってあげた方がいいのかも知れませんね。
春はやりたいことを抑えつけない! なんだかワクワクしますね♪