【すはだ屋】in 東京・自由が丘 エイジングケア&ヘッドマッサージ

5月の連休後半は天気もよく、初夏といった感じですね!

暦の上での夏は、立夏から始まり立秋の前日までの三ヶ月です。
今年は明日5/5から8/6までです。

 
漢方理論(黄帝内経・素問)には、夏は次のように書かれています。

「夏の三ヶ月は、これを『蕃秀(ばんしゅう)』という。
 天地の気は変わり、万物は花咲き実る季節である。
 夜は臥し早く起き、太陽の日差しを厭うことなく、
 志を怒らせないようにし、人も草花のように繁茂させ、
 気を発散させ、気持ちを外に向けるようにする。
 ・・・(中略)・・・
 これに逆らえば、心を痛め、秋に咳の出る病になりやすく、
 秋の収を身に受けることができにくい。
 冬になって病を重ねることになるだろう」

 
これによると、夏の過ごし方はつぎのようになります。

(1)夜更かしをしてもよいが、朝は早く起きる。

  ⇒夏の太陽は陽の気をたっぷり含んでいます。
   朝の陽ざしを浴びることは、体内のバランスをとるためにも
   大切です。
   夜更かしをしてしまっても朝は早く起きて朝日を浴び、朝の
   フレッシュな「気」を取り込みましょう。

(2)夏の暑さを嫌がることなく、戸外に出て朝日に向かって運動し、
  体内の廃物を排泄し、新鮮な空気を吸い込み、新陳代謝を促進
  させる。

  ⇒夏の朝日を浴びながら軽く運動して、たっぷりの陽気を身体に
   取り込み、不要なものは汗や呼気とともに排出しましょう。
   そう思うと、夏の朝のラジオ体操はよく考えられているのですね。

(3)楽観的な気持ちを持ち、焦ったり怒ったりしないように注意する。

  ⇒夏は五臓でいうと「心」が該当します。
   「心」は意識や血脈と関係していて、不調になると不安感、
   不眠、動悸など引き起こしてしまいます。
   「心」に負担をかけないよう、穏やかに過ごしましょう。

(4)植物が開花するように、身体においても体内の陽気を、皮膚を
  通じて外に出せるように向上心を持ち続ける。

  ⇒夏は身体も陽の気が高まります。
   自然の草花のように人間も外に向かって開いていきましょう。

 
いつの季節もそうですが、今の季節(夏)を自然とともに過ごさなければ、
続く季節(秋冬)に影響がでると書かれています。

夏は「陽」の気が一番高まる時期です。
心を外に向けて、太陽と共に過ごしましょう♪