傳田先生の本を以前ご紹介しましたが、今また別の本を読んでいて、
これがまた興味深いので少しだけご紹介させてください。
(たくさんご紹介したいところですが、もしかしたら面白いと思っている
のは私だけかも知れないので控えめに(笑))
傳田先生はいろんなパターンでバリア機能の回復に関する実験を行って
いらっしゃるのですが、「表皮(ケラチノサイト)は光を感じる」という
仮説での実験も行われています。
「人間が網膜で受容できる電磁波(つまりは目に見える光=可視光線)は、
だいたい400〜800ナノメートルの波長で、紫外線や赤外線はその範囲には
入っていないので目に見えない。
でも、紫外線を浴びるとメラニンが生成されるし、赤外線を浴びると暖かく
感じる、というように、目には見えない光を皮膚は感じている。
であれば、目に見える光線だけを皮膚が感知しないという方が不自然である」
という考えのもと、可視光線を照射して、バリア機能の回復速度を観察され
ました。
その結果、なんと、赤の光はバリア機能の回復を早め、青の光は遅くし、
白と緑の光線はバリア機能の回復の速度には影響しなかったそうです!
さらに電子顕微鏡で観察したところ、赤の光を照射すると、細胞間脂質の
放出が促進されたとか。 なんということでしょう!
赤の光は波長的には赤外線に近いですよね。
赤外線を浴びると体がぽかぽかして肌の調子がよくなった気がしますが、
もしかしたらバリア機能の回復も関係しているのかもしれない!なんて、
考えてしまう私の頭は単純すぎますよね(笑)
傳田先生の本を読むとワクワクします♪