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「学術的根拠を持っているバカほど始末が悪いものはない」
「世の中にはなんでも知っている馬鹿がいる」

これは、今読んでいる本「思考力」(著:外山滋比古)に出てくる菊池寛
と内田百閒の言葉です。耳が痛いです(苦笑)
(耳が痛いというのは、知識を得るために勉強をしてきたところがあるから)

「現在日本で教養のある人と言われているのは知識をたくさん持っている
 人のことで、この知識を組み合わせれば大体の問題は解決できる。
 だから考える必要がなくなって思考力が落ちている。
 「自分で考えられない人=馬鹿」という。」
といった仕組みです。

確かに何かあれば「ネットで調べてみれば」となってしまうので、考える
ことが少なくなったように思います。
大学でも論文を書ける人がいなくなったので、卒業論文を廃止したところも
あるとか。

でも、こどもは知識が少ない分、一生懸命考えるから、脳の働きはよい
そうです。
「十で神童、十五で才子、二十歳過ぎればただの人」というように、
人間の能力というのは最初の10年間、特に最初の40ヶ月がすばらしく、
その先はどんどん先細っていくとか。
なので、最初の10年間はいろんな経験をさせて、余計な知識で直観的
思考力をつぶさないように育てるのがよいとのことです。

この本を読んでいると、忘れていた子供時代のことがぼんやりと思い
出されます。みなさんの子供時代はどうでしたか?